未来に残る最強名馬達《キングカメハメハ》

未来に残る最強名馬達《キングカメハメハ》

競馬予想の常識から外れた馬はいつの時代も名馬と呼ばれます。キングカメハメハは、日本ダービーとNHKマイルカップという全く異なる距離のG1を優勝した競走馬です。

同馬の生年月日は2001年3月20日、生産牧場は日本を代表するノーザンファーム、世界中でG1馬を輩出する父キングマンボと母マンファスの間に誕生し、馬主は日本史上最高の個人馬主と知られる金子真人、調教師はダービートレーナーの松田国英であり、デビュー前から注目されていました。

同馬は松田の「引退後の種牡馬としての価値を考え、1600mの短距離と2400mの長距離の異なる距離のG1を勝つ」という独特の育成方法を体現した馬と言われており、こうした考えからクラシックを重視する事なく、出走レースを選択していました。そして調教師の期待に応えた同馬は、クラシックの皐月賞を回避し、1600mのNHKマイルカップと2400mの東京優駿で、それぞれレコード勝ちを収め変則二冠馬と呼ばれました。ただ、同年の天皇賞(秋)を目指した調整中に浅屈腱炎を発症し、通算成績は8戦7勝、主な勝ち鞍は東京優駿とNHKマイルカップで引退します。

しかし、種牡馬となった同馬には当時の史上最高額となる21億円のシンジケートが組まれ、松田の理想通りの高評価を得る事に成功します。また、当時の国内の生産界が日本史上最高の種牡馬と言われたサンデーサイレンスとその産駒が席巻しており、それらの血統を持たない同馬との配合する事で血の飽和を回避する目的で優秀な繁殖牝馬が集まったという背景もあり、年間種付け数266頭という日本記録を達成するほどの人気となりました。

その結果、牡馬二冠馬ドゥラメンテと牝馬三冠馬アパパネでクラシックを、ロードカナロアで日本と世界の短距離を、ホッコータルマエで中央と地方のダート界を制するなど次々と活躍馬が誕生し、種牡馬として極めて優秀な成績を収めました。

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